腎臓の病気による息切れ≪腎不全≫

“息切れ”は、腎不全などの腎臓の病気によって起こることもあります。

 

人間は生きて行くためには呼吸や代謝を行わなければなりませんが、私たちの細胞の中ではこれらのしくみが行われる過程で二酸化炭素や乳酸といった酸が常に産出されていて、このままにしておけば体液が酸性化して、酵素がうまくはたらかなくなります。

 

その結果代謝が悪くなり健康を害してしまう危険がありますが、血液には酸と塩基とのバランスを調節して常にphは7.30~7.50に保つはたらきがあって、これによって安全な形で肺胞まで送り届けられ、呼吸によって二酸化炭素は排出され、さらにその他の酸化物質は腎臓で処理されて尿によって体外に排出されるというように、血液と呼吸と腎臓のはたらきとによって酸と塩基のバランスはうまく保たれるようになっています。

 

たとえば、血液が酸性になってphが下がると脳の呼吸をつかさどる部分に刺激が伝わって呼吸は速くなり、二酸化炭素がたくさん排出され、同時に腎臓もより多くの酸を尿中に排出することで酸性に傾いた血液をもとに戻そうとします。

 

ところが腎不全が起こって腎臓の機能が低下すると、酸を体外に排出することができなくなって“代謝性アシドーシス”という状態になり体内で酸が増え続けることによって、心不全や貧血がおこり呼吸は浅くて速くなって息切れが起こります。

 

さらに悪化すると極度の脱力感や眠気、吐き気、嘔吐、血圧低下を引き起こしてショック状態となり昏睡状態に陥ることもあります。

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