心臓の病気による息切れ≪狭心症≫

“狭心症”という心臓の病気は、“虚血性心疾患”の体表的なものです。

 

“虚血”というのは“必要な血液が臓器に行きわたらない状態”のことをいい、“狭心症” の初期の段階では、体重が増えたわけでもないのに坂道や階段の上り下りの際に息切れがするようになったり、のどやあご、胸にしめつけられるような感じがするといった症状が出て、少しじっとしていると治まってくるようなことがよくあるようです。

 

私たちの心臓へは冠動脈を通して1分間に約250mlの血液が送り込まれているのですが、動脈硬化や血栓が原因で心臓の冠動脈に狭窄や閉塞が起こって心筋への血液や酸素の供給が十分に行われなくなると、動悸や息切れ、さらには胸に押しつぶされるような痛みや胸がつまるような症状が数分から、長ければ十数分持続することもあります。

 

軽度の狭心症の場合は、バランスの良い食事と適度な運動によって生活習慣を改善したり、すでに高血圧や高脂血症、糖尿病、貧血、甲状腺疾患などの持病がある場合には並行して治療を行い、狭心症に対しては必要であれば冠動脈を広げたりリラックスさせるような薬を服用して症状を抑えます。

 

また重度の狭心症の場合は、薬物療法の他に足の付け根などからカテーテルという細い管を入れて血管の狭くなった部分を拡げる“冠動脈インターベンション”や、つまった冠動脈に血液が流れるための新しい道を作る“冠動脈バイパス術”などの手術が行われることもあります。

 

いずれにしても狭心症を放置しておくと心筋梗塞になる可能性もあるので、息切れや突然の胸の痛みなどの症状が起こったら、必ず病院で精密検査を受ける必要があります。

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